水害除けのおまじない -ホツマツタエ 「地の巻22オキツヒコ火水の祓」よりー

ホツマツタエという古代の文書があるのをご存知でしょうか。偽書とも言われていて、学術的には真偽が分かれているようですが。
ですが、研究をされている方もたくさんいらっしゃいます。古事記、日本書紀を作成する時の原書だったのでは、という説もあります。
漢字に翻訳する前に存在した文書…、私はこれが存在していたんだろうなとぼんやり考えています。個人的見解なのでね、真偽はわからないけれども神様のお話しとして興味深い文献です。

ホツマツタエは40のアヤで構成されていて、1つのアヤごとにいろいろなお話しが書いてあります。ホツマツタエは五七調で書かれていて和歌のような感じです。○○○の文(アヤ)というタイトルがあるのですが、この地の巻22だけ「オキツヒコ火水の祓」となっていて、いろいろな災害除けの文が書いてあります。祝詞のような、まじないのようなものだったのでしょうか。

昨今、たびたび水害に襲われている日本に必要なおまじないかもしれないな、と感じているのです。
日本は言霊の国、とも言われていますし、形霊(カタダマ)という言葉もあります。ホツマツタエはホツマ文字(ヲシテ文字)で書かれています。これから、ご紹介する文章も当時書かれていたホツマ文字をイメージしながら唱えると良いように思います。古事記以前の神様の時代、今よりも言霊や形霊の力が普通に使われていたのだと考えるともともとの形で唱えることで効果が発揮されるのではないでしょうか、もちろん、私の個人的な意見ですが。

水害除けのおまじない

「オキツヒコ火水の祓」の中には、いくつかの災害除けのおまじない(祓いの文章)があります。今回は水害除けのおまじないをご紹介します。

もしもみわざのあらんとき 

すえやまつみの あらわれば

たとひながあめあふれても 

やまはしげきに もちこたえ 

ながれをふかくなすことも 

つねにいせきをまもるなり

読みやすく書くとこうです。

もしも、水災(みわざ)のあらん時、すえやまつみの現われば
たとひ 長雨溢れても 山は繁樹に持ちこたえ
流れを深くなすことも 常に井堰を守るなり

このおまじないを心を込めて唱えてください。そのあとに、すえやまつみが助けてくださったことをイメージして
「あー、良かった」といいましょう。そう、予祝です。未来を先取りしてしまいます。助けていただけて良かった、です。

全ての災害に免れるわけではありませんが、大難は小難、小難は無しになると信じましょう。

※すえやまつみというのは、水山統みで水と山を収める神霊のことです。山に木を繁らせ、
水禍(洪水・渇水)を防ぎ、井堰を守る神様です。(ヤマサの第七です)

水害除けのおまじないと護符のセット 6,600円(送料別)

ホツマツタエの中の水害除けのおまじないをホツマ文字で書きました。日本には言霊という言葉があるのだから言葉自体に力があると言われています。それでも、このまじないが作られた時の文字で、文字をイメージして読むためには当時の文字をイメージする方が効果があるのではと思います。すえやまつみという神霊の力が宿るように、ご神氣が蓄積される特別な青インクで書いています。
また、水害除けの護符も作成いたしました。まじないと同様、ご神氣ブルーで書きました。「鎮大水符」という護符で、万が一、水害に遭っても被害を小さくする効果がありますので、玄関など目の高さより上に貼ってください。

ご参考までに、ヤマサというのは、地の十一神から分れ出た八神霊で、自然災害から人の生活 (衣食住) を守ってくださいます。また八方位を分担して守られているそうです。詳しく知りたい、ご興味のある方は調べてくださいね。
1.ウツロヰ (空)  2.シナトベ (風)  3.カグツチ (火) 
4.ミヅハメ (水)  5.ハニヤス (土)  6.オオトシ (豊作) 
7.スヘヤマズミ (治水・治山)  8.タツタメ (鎮火・鎮浪) 



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